装いの千松では少人数の着方教室を行っています。
着方教室の授業中には販売会など一切なく、着物などは手ぶらで着ていただいても貸し出し無料。
そして、場所が地下鉄大通駅近くのため、お仕事前に通う方もいて、急な用事での振替も可能、そのため参加者の皆様は、それぞれのペースでお稽古に通ってきています。
「初めての方コース」の料金は、1回500円で、全8回(税込み)。小物をお持ちの方は要相談ということで、大体のものは、使えるので新しく購入することは相談後の方が良いですね。
駐車料金は提携駐車場で2時間まで無料。そして授業終了後は、おいしいお菓子もいただけます。
ピーンときたらすぐ連絡を!!!
今年は、コロナウイルスの関係でスタートが遅れており、「初めての方コース」の申込みは、定員まであと少し。まだ間に合うかもしれません。
私は、「初めてコース」の8回のカリキュラムが終了してからよりスキルアップするために、北海道着付養成学院 本科に移行しました。このコースは、先生と受講者とのスケジュール調整がきめ細やかにでき、1回×12か月でも、2回×6か月でも可能です。
着物をよく着る私の知人たちも、すでに着ることはできるのですが、復習コースなるものを受講しているという話はよくありますね。
さて、改良枕(図1)を使用するとどのような利点があるのか?(これは一例なので、一長一短ありますが)
(1)短い帯なども上手に前柄が出るようになります。
(2)結んだりするのが最小限となり、帯があまりいたまないということです。
図1 改良枕
現在の私の目標は、自分が納得のいく着付けを自分のためにきれいに早くできることです。人に着せたい目的(他装)のコースもありますので、ご要望の方は、別途相談して下さい。
毎回の着付け教室では些細なことでも覚えたいコツをたくさん聞きますが、今回の着付け教室においての私の目から鱗は、コーリンベルトの使い方。つまり、使用方向です。
例えば、「コーリンベルトの長いほうを下前を挟んで止めます。」とか、漠然と説明を聞いて覚えていると、しばらくたって使うときにどっちだったかな~など、使用方向(図2)を忘れます。
ですが、この度その理由を聞いて納得!!! 長さの調節可能な部分が上前側に出てこなくてはいけません。
なぜなら、下前を止めてから、そのコーリンベルトを背中側に回し、上前側を止めるからです。
毎回起きることではありませんが、着物の厚みによって長さを調節する場合、その調節部分が見えるところになくてはなりません。
一見当たり前のことですが、きちんと理由があります。
図2 正しい使用方向
そのほかにも当たり前の質問や難しい質問にも「わかりやすく」「論理的に」「納得ゆく」まで、懇切丁寧に答えて教えていただけます。
私の書いたことに興味がある方、ぜひ、今年着付けに挑戦してみたい札幌近郊の方、申し込みをしてみてはいかがでしょうか。