先週の札幌は相当暑かったですね.そして,7月になりました.とうとう夏着物の到来です.
夏着物に関しては,浴衣はカラフルなものが多いですが,着物は涼しげに見せるためか?明度が高く,彩度が低いものが多いです. つまり,黒をかっこよく着こなしている方もいるでしょうが,たいてい着ている方を拝見していると,薄いグレーやブルー,水色,ベージュなどが一般的な印象です.
さて,そんなぼんやりした配色を引き締めるには,アクセントカラーが必要です.アクセントカラーとは,少量の面積を指し色として入れるととても素敵になります.
帯締めを例にとり説明してみましょう!
例えば…先日組みひも講座に来たお客様の帯締めコーデ(皆さんご自身で帯締めを手組しました)
(1)Aさんのコーデ
黄色の大きな格子柄に白っぽい帯に,帯締めのターコイズブルーをピリリと効かせています.

(2)Bさんのコーデ
黄色の帯締めが黒の帯やモノトーン配色にも映えて素敵!

これもこの方ご自身で組んでいます.
(3)私のコーデ
私はぼかしなので多色です.あまり(1)や(2)のようにくっきりとアクセントカラーにはならないのですが,一応比較対象としてみてみましょう.
左は,青緑色をアクセントカラーに,右は黄色をアクセントカラーに.帯揚げによってどちらも正解になりうると思います.