先週の札幌は相当暑かったですね.そして,7月になりました.とうとう夏着物の到来です.
夏着物に関しては,浴衣はカラフルなものが多いですが,着物は涼しげに見せるためか?明度が高く,彩度が低いものが多いです. つまり,黒をかっこよく着こなしている方もいるでしょうが,たいてい着ている方を拝見していると,薄いグレーやブルー,水色,ベージュなどが一般的な印象です.
さて,そんなぼんやりした配色を引き締めるには,アクセントカラーが必要です.アクセントカラーとは,少量の面積を指し色として入れるととても素敵になります.
帯締めを例にとり説明してみましょう!
例えば…先日組みひも講座に来たお客様の帯締めコーデ(皆さんご自身で帯締めを手組しました)
(1)Aさんのコーデ
黄色の大きな格子柄に白っぽい帯に,帯締めのターコイズブルーをピリリと効かせています.
(2)Bさんのコーデ
黄色の帯締めが黒の帯やモノトーン配色にも映えて素敵!
これもこの方ご自身で組んでいます.
(3)私のコーデ
私はぼかしなので多色です.あまり(1)や(2)のようにくっきりとアクセントカラーにはならないのですが,一応比較対象としてみてみましょう.
左は,青緑色をアクセントカラーに,右は黄色をアクセントカラーに.帯揚げによってどちらも正解になりうると思います.
来年も自作の帯締めを組みひもで作る講座あるようなので興味のある方は来年是非ご一緒に!!!
☆プロフィール☆
AFT認定色彩講師 札幌市立大学 大学院 製品デザイン専攻 2019修了
修士 (デザイン学)
現在 北海道大学 文学院 博士課程 人間科学専攻 在学中
札幌芸術の森 ボランティア彫刻解説員
小樽案内人検定 1級
北海道薬科大学 元非常勤講師「医療色彩」北海道科学大学 元非常勤講師「歴史と文化」