さぁ,7月になりました。いまだ予断を許さない状況ですが,ワクチン接種が少しずつ始まり,安堵しつつあります.しかし,感染しないわけではないので,気を引き締めておしゃれをしたいと思います.
夏は,相手に涼しく感じてもらい,自分も涼しく感じたいので,「色」と「素材」の効果は重要です.おすすめは,寒色系(青緑~青)で,もし得意であれば明度が高いとより涼しく感じられます.
1.寒色系とは?
この時期のおすすめの色にはブルー系の色が多いので,パーソナルカラーではブルーベースの方がお得意となります.残念ながら私のようにイエローベースの「春」の方は,明るめの青をお勧めします.また,模様が多く入っているものなどもよいかもしれません.
2.明度をあげる
明度を上げるということは,基本の色に白を混ぜていきますので,色が明るく薄くなるということです.例えば,同じ青でも冬は,紺色などの暗い青を着ていたが,夏には水色の着物になると明度が高く(高明度)となります.帯周りだけでも明るい色を増やすと,軽く涼し気な印象になります.
もちろん色は青だけではなくどの色相もO.Kです.例えば,同じ水色でもブルーベースの得意の水色とイエローベースが得意の水色は慎重に見比べると違うのが分かると思います.
やや右のほうが,黄色みがかっていますよね?(画像は色がはっきりわからない場合がありますので,興味のある方はお店で確認してください)
3.帯周りをチェンジ!
帯周りでかなり涼しい印象の度合いが変わります.左よりも右のほうが格段に涼しく感じますね.
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4.質感(素材)も大事
素材のおすすめは麻などで洗うとすぐ乾きますね.最近綿麻などは,麻の風合いを楽しみつつ,よりしわになりにくいものが製品として出てきています.
また,パーソナルカラー「秋」の人はこの時期,明度が明るいものも苦手だしどうするの?という場合です.黒よりもやや明るめにするためにグレー(左)にするか,同じ黒でも透け感(右)があるもの,顔から離して薄く明るい色を使うことをお勧めします.
5.まとめ
6月が過ぎるのはとても早かったですね.
単を何回着ましたか?最近,私の周囲の人はおうち着物やお家で着付けの練習に励んでいる人が多いです.私も近くのスーパーに行くだけでも休みの日は着物を着ています.一枚以外今シーズン,単全部着ましたよ.(自分,えらい!)
☆プロフィール☆
AFT認定色彩講師 札幌市立大学 大学院 製品デザイン専攻 2019修了
修士 (デザイン学)
現在 北海道大学 文学院 博士課程 人間科学専攻 在学中
札幌芸術の森 ボランティア彫刻解説員
小樽案内人検定 1級
北海道薬科大学 元非常勤講師「医療色彩」北海道科学大学 元非常勤講師「歴史と文化」