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「結局何が一番涼しいの?」

今年も,暑さ対策大変でしたね.自宅で洗える着物という点で比較すると,個人的感想になりますが,やはり小千谷縮が一番涼しいです.有松絞はやっぱり小千谷縮と比較すると,ちょっと暑いかもしれません.

 

 

それでは,着物と帯,長襦袢の組み合わせで涼しさを考えてみましょう!

 

 

1.着物(浴衣を含む)

 

小千谷縮>絽>有松絞>ポリエステルです.

 

ポリエステルの中でもセオαなど機能性があるものを持っていないので,それはのぞかせていただきました.

 

もしお持ちの方はぜひ感想をお知らせください.

 

私は小千谷縮を2枚持っているのですが,種類が違うのかごわごわ感が異なります.ごわごわしていないほうがとても涼しいです.

私がごわごわしていると感じている小千谷縮

 

 

 

 

涼しい方の小千谷縮

 

 

2.長襦袢

 

襦袢無しや襟のみが涼しいのは当然ですが,洗える長襦袢を着ると仮定した場合...

 

近江縮(麻)>アイスコットン(綿)>きっ楽(ポリエステル)

 

アイスコットンもなかなか涼しいのですが,縮の体にまとわりつかなさに軍配を上げます.

 

ポリエステルでも最近「爽竹」などもあるので,着ている方の感想を聞きたいですね.

 

3.帯

 

半幅帯でも麻や結んでいるのもわからない軽い紗の帯が断然涼しいです.次に,羅の帯でしょうか.綿の半幅帯と麻の名古屋帯ならどうでしょうか?やはり麻かな...

 

紗の半幅帯>羅の帯=麻の半幅帯>麻の名古屋帯

 

 

振り返るとこの夏,絽の帯はほとんど締めませんでした.あともう少しの夏を楽しむためにそろそろ萩の柄などの帯を締めましょうか...

 

☆プロフィール☆

 

AFT認定色彩講師 札幌市立大学 大学院 製品デザイン専攻 2019修了

修士 (デザイン学)

 

 

現在 北海道大学 文学院 博士課程 人間科学専攻 在学中

    札幌芸術の森 ボランティア彫刻解説員

    小樽案内人検定 1級

 

北海道科学大学 非常勤講師