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「色彩心理学 赤」

今年,毎月1週目は色彩心理学の話をしていきたいと思っています.洋服でも着物でも今日はこの色が着たい,今日はどうしてもこの色は着たくないという気持ちの時があると思います.そんな話をしていきます.

 

よく言われる勝負服,この色を着ると私らしい,仕事がうまくいくという経験がおありでしょうか?例えば,緑のタヌキと呼ばれている東京都の知事,彼女は好き嫌いに関わらず,自身を有権者に思い出してもらうためにイメージ戦略として緑を必ず使うということをしています.私たちの場合は勝負というより,自身の気持ちが楽で気分よく過ごせるように着物の色を考えていきます.

 

皆さんは赤い着物を持っているでしょうか?還暦などには赤いものを身につけてお祝いすることもあると思います.もし皆さんが赤い着物を身につけたいときはやる気がある,とても活動的な状態になっているということが言えるでしょう.

 

上の写真は,小物に赤を効かせている状況です.

 

 

いやいや,真っ赤はというときでもあれ?今日どうしても赤い帯を締めたいなとか思うときはそんなときかもしれません.

 

 

 

しかし,赤の効果が強く出すぎると,興奮状態になったり,やや攻撃的になるかもしれないので,そんなことも意識しながら着用していただきたいと思います.冷静な判断には向かない色かもしれません.

 

☆プロフィール☆

AFT認定色彩講師 札幌市立大学 大学院 製品デザイン専攻 2019修了

修士 (デザイン学)

 

 

現在 北海道大学 文学院 博士課程 人間科学専攻 在学中

    札幌芸術の森 ボランティア彫刻解説員

    小樽案内人検定 1級

 

北海道科学大学 非常勤講師

北海道中央調理技術専門学校

北海道医薬専門学校