先日,薪能を観に行きました.能は何度か見ていますが,野外で行う薪能は生まれて初めて.
小学生か中学生ぐらいの時,自宅で何気なく見ていた薪能を扱っていたNHKのドラマを見ていつか本物をと思っていました(よく覚えているな (笑)).
神社やお寺で薪能というのはありがちですが,今回は石山緑地というアーティスティックな空間が舞台です.
当日の服装
野外なので,浴衣でもちろんo.kなのですが,実はその前にある式典?に出ていたので,浴衣はまずいと思い,きちんとした着物で.
某大学100周年記念式典です.
しかし,雨が降るかもと日和って,ポリ着物にしました.できるだけ自然を意識できる柄などに.
着物:ポリの小紋 ブルーグレー 一応涼しそう
帯:麻の帯.お花
帯締め:ピンクにラメが入っているもの
帯留め:演目とは関係ないですが,能面の狐に
半襟:蛍
帯揚げ:千鳥
演目は,
狂言→舞→語り→古典 安達原
狂言では現在,朝ドラの再放送に出ている役者さん,茂山逸平さんが出演していました.人のことは言えませんが25年前よりかなりふくよかに.
狂言の内容は簡単に言うと.
時事ネタ インバウンド,ブラック企業,働き方改革,残業の抜け道のための正社員から自営業への勧奨を話題に入れながら,富士山からインバウンドを案内し疲れ切って連休を取ろうとしている演者に,すぐ石山緑地に出張しなさいとせかします.
こういうのが楽しいですよね.ちなみに,歌舞伎も新作だとたまにこのような小ネタが入ります.
その狂言から,石山緑地での能の演目が始まるわけです.
続いて,舞のBGMが和楽器と弦楽四重奏のコラボ,おどろおどろしい語り他全て申し分なかったし,次回も行きたいです.
☆プロフィール☆
AFT認定色彩講師 札幌市立大学 大学院 製品デザイン専攻 2019修了
修士 (デザイン学)
現在 北海道大学 文学院 博士課程 人間科学専攻 在学中
札幌芸術の森 ボランティア彫刻解説員
小樽案内人検定 1級
北海道科学大学 非常勤講師