札幌の現在は,桜梅の真っ盛り.しかしながら,着物は季節先取りが鉄則なので,5月の色をお伝えしたいと思います.
5月からは,お天気によっては初夏の様子を感じることが多くなってきます.夏は,青空や新緑強い日差しなどがすぐイメージできますね.
平安時代の「夏」の重ねの色目の一例
夏には,菖蒲というキーワードの重ねの色目が多く,ここに載せた菖蒲,菖蒲重(しょうぶがさね)以外に,破菖蒲,若菖蒲,寝菖蒲などがあります.
参考:『新版 かさねの色目 平安の配彩美』 青幻社 長崎盛輝 著
初夏のイメージの色を三色あげるとすると,緑,紫~ピンク,そして黄色か青をあげたいと思います.
それでは,夏らしいコーディネート例
夏の代名詞で一枚持っているとお助けになる小千谷縮.価格もお手頃なので,早めにお仕立てすることをお勧めします!
夏は寒色系の着物が多い中で,暖色系の黄色ですが,素材の効果もあり,とても涼し気.ヒマワリの花を思わせるような雰囲気で.真夏になる前は,帯は少し赤を効かせてもいいですね.
左は,紫系に,トンボ玉や飾り紐を補色のグリーンにすると,ピシッと締まります.重ねの色目でいうと,葵の雰囲気でしょうか.
まとめ
色の効果で,部屋の温度が3度違うという話はよく聞きますが,私たちも自分だけではなく,周りの方に季節感を感じてもらうコーディネートをしたいものです.
☆プロフィール☆
AFT認定色彩講師 札幌市立大学 大学院 製品デザイン専攻 2019修了
修士 (デザイン学)
現在 北海道大学 文学院 博士課程 人間科学専攻 在学中
札幌芸術の森 ボランティア彫刻解説員
北海道薬科大学 元非常勤講師「医療色彩」北海道科学大学 元非常勤講師「歴史と文化」