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『ごんたくれ 西篠奈加』~伊藤若冲

無類の本好きの私ですが,ちょっとした目の病気になってしまいひと月50冊ぐらい読んでいたハードカバーを一冊も読まず我慢して1か月.そろそろ解禁かな‥ 

 

 

着物でふくら雀というと2月の柄ですが,私は雀が割と好きなので,たまに雀の帯が締めたくなります.これは,装丁にひかれて借りた本.

 

 

 

 

 

 特に着物要素はないけれど,円山応挙,伊藤若冲など,着物を着る人にはぜひ知ってほしい日本画の名手が登場人物に出てきます.

 

 

ちなみに,雀と竹だと伊達藩の家紋になるようです.

 

 

 

 伊藤若冲は最近人気がありますが,そもそもいつからこんなにフィーバーしているのでしょうか?

 

これは,2000年に京都で展覧会が開かれたころからです.そこから美術史的に評価が低かった伊藤若冲や長澤芦雪,歌川国芳が注目され,今や帯の柄やハンカチにまで.

 

 

 

 

 

 着物: ジーンズ着物(青)

 

 帯:伊藤若冲の象さん帯(ベージュ,赤,緑,金)

 

 半襟:素敵なアルファベットの字体の物(黒と金)

 

   かんざし:水色とピンク模様

 

  帯揚げ:赤から緑,紫迄(中野幸一先生)

  帯留め:黒に金と銀の模様

  羽織:サーモンピンク

 

   まとめ:伊藤若冲の帯や応挙の帯も店内でご覧いただけることがありますので,ふらりと遊びに来てください.

以前は,国芳のハンカチも売っていましたよね~.

 

☆プロフィール☆

AFT認定色彩講師 札幌市立大学 大学院 製品デザイン専攻 2019修了

修士 (デザイン学)

 

 

現在 北海道大学 文学院 博士課程 人間科学専攻 在学中

    札幌芸術の森 ボランティア彫刻解説員

    小樽案内人検定 1級

 

 

北海道薬科大学 元非常勤講師「医療色彩」北海道科学大学 元非常勤講師「歴史と文化」