先日,久しぶりにシネマ歌舞伎を観に行きました.「蜘蛛の拍子舞」と「身替座禅」の二本立てです.
「蜘蛛の拍子舞」源頼光とその家臣の四天王たちによる土蜘蛛退治の物語でとても有名な演目です。
能や歌舞伎でも私は何度も見たことがありますが,玉三郎の美しい白拍子からの蜘蛛の精への変化が圧巻でした.玉三郎さんの踊りや町民物は見たことがありますが,物の怪を演じたのは初めて観ました.素晴らしかったです! 最近では昨年,札幌にて松緑さんが土蜘蛛を演じたのが記憶に新しいです.
「身替座禅」も狂言や歌舞伎で何度も見ていますが,くすりと笑える演目.亡くなってしまった勘三郎さんと現松本幸四郎さんの掛け合いが良かったです.にしても奥様役玉の井の坂東三津五郎のいつものわざとのブスメイクもさすがです.
着物:花織の単衣です.
帯:博多の夏帯 よく見ると歌舞伎にちなんだ模様が入っています.
帯留め:隈取
かんざし:隈取
半襟:土蜘蛛にちなんで,まだ夏の半襟にはしませんでした.
襦袢:きらっくの夏ものです.
草履は千松さんで新調した歌舞伎の鼻緒です.(^^♪
最近あまり元気がない(私比)のですが,着物を着ると楽しくなりますね.今月あと何回着物を着れるかな.
☆プロフィール☆
AFT認定色彩講師 札幌市立大学 大学院 製品デザイン専攻 2019修了
修士 (デザイン学)
現在 北海道大学 文学院 博士課程 人間科学専攻 在学中
札幌芸術の森 ボランティア彫刻解説員
小樽案内人検定 1級
北海道科学大学 非常勤講師
北海道中央調理技術専門学校 非常勤講師
北海道医薬専門学校 非常勤講師