今年度から和装の街小樽を宣言するシンポジウムが11月に行われるようです.私はシンポジウム以前から小樽をこよなく愛し,和装が似合う街だと思っています.

今回は,9月9日重陽の節句に行われた私主催のイベントのお話です.会場は,旧寿原邸.小樽市の歴史的建造物です.今回会場にしたのは金屏風の書が素晴らしい2階ですが,中2階の洋室は中山美穂主演の今でも人気が高い映画Love Letterのロケ現場にもなっています.

実は今回この洋間にニトリ芸術村から貸し出された浮世絵が展示されています.
高品質で再現されており,広重,北斎,歌麿の3点がありました.
その素敵な建物で1時間ほどアートや建物,小樽の歴史などについて私がレクチャーしました.

最初にこの建物を建てた高橋直治や寿原氏のルーツが北陸のため,今回の茶菓子は,加賀のあんころ餅と一口サイズ芋ようかんをわざわざ北陸,信州フェアのスーパーに行って買い求めました.
主なポイントは,
- 小樽は,開拓使が明治に札幌に置かれる以前は北海道内の経済の中心地
- 歴史的建造物を使用し,似鳥芸術村に4館がある.
- 今回はその中の似鳥美術館に行きました.
見どころは,2億円の若冲を目指し行きましたが,10億円の藤田もあってびっくり.基本的には今回は日本画を主に見ようということで,鑑賞のポイントや画材について説明しました.