皆さんはお持ちの着物をどのように片づけていらっしゃいますか?たとう紙に入れタンスに納めるというのが一般的ですね.その際の一工夫を書いてみたいと思います.
引き出し1か所に着物1枚を収納するということが可能な方以外は,引き出しに2枚以上たとう紙を重ねることが多いと思います.その時にどのような欠点があるかというと…
(1)重ねると当然下の着物が何かたとう紙の窓を見るために,引き出しを目いっぱい開けるか出さなくてはいけません.
(2)窓がないたとう紙であれば,開いて中を確認しなくてはいけません.
たいていの方は,たとう紙にどのような着物を入れているか文字で書いている人が多いです・
しかし,文字を読むのは心理学でもデザイン学でも直感的ではないので時間がかかります.
そこで,たとう紙に写真を貼るという誰でも極めて簡単な工程をご説明いたします.
(1)携帯やデジカメで着物の写真を写す.
(2)WORDにデータを貼り付ける.
(3)プリンターで印刷する.
(4)着物ごとに用紙をはさみで切る.
(5)裏に両面テープをつける.
(6)たとう紙の右手前に切った着物ラベルを貼って完成です.洋服用の棚が深くてもどんどん重ねて入れてもすぐ確認できますね.
一度にやると大変なので,16枚ずつ着物を出して写真撮影をし,集中してその枚数を片付けると良いかもしれません.
横50mmの大きさに写真を指定するとA4 1枚に16写真レイアウト可能です.
大体この作業で1時間程度.家事の合間にいかがですか?
私はケチって普通紙に印刷しましたが,奮発して写真用紙にプリントするともっときれいになります.
整うともっと着物ライフもっと楽しくなりますね!!!
☆プロフィール☆
AFT認定色彩講師 札幌市立大学 大学院 製品デザイン専攻 2019修了
修士 (デザイン学)
現在 北海道大学 文学院 博士課程 人間科学専攻 在学中
札幌芸術の森 ボランティア彫刻解説員
小樽案内人検定 1級
北海道薬科大学 元非常勤講師「医療色彩」北海道科学大学 元非常勤講師「歴史と文化」