着物のみで2泊3日過ごしました.一番困るのが札幌と東京の気温差です.
最高気温が一桁の札幌に対し東京は22度.秋の移動の工夫についてお知らせします.
(1)小さめのスーツケースにする.
元々荷物が少ない私ですが,今回札幌出発は朝早く寒いので,札幌から千歳空港にいる間は雨コート(左)です.羽田についたら右の羽織にチェンジです.
こういう時に忘れないようにするのは羽織ひもなどアクセサリー類ですね.忘れても旅の思い出として出先で購入するのも一つの手かもしれません.
(2)旅の目的に合わせる
今回旅の一日目は神坂雪佳展に行くのが目的.
つまり,何か琳派を意識したものをということで帯は風神雷神図です.また,琳派は燕子花など植物柄が多いので,帯留めはそれをちょっと意識します.
(3)小物類のチェンジの方法
半襟→いろいろ方法はあると思います.
A 長じゅばんをきらっくにして,半襟だけ別に持っていく(ファスナーですから)
B 2枚重ねて縫い付ける 一日過ごした後,上の半襟を外します.
C 半襟テープを持参する.
今回の私の方法は,長じゅばんをきらっくにしましたが,A+Cパターンを採用
2日目は歌舞伎なので,中村座の家紋であるイチョウで.小さめのバッグも持参でイチョウ(右奥)です.
帯留め 琳派風から隈取へチェンジ
帯揚げ 歌舞伎柄へチェンジ
帯締めは2本持参しています.
髪飾りも部品持参で3日間チェンジします.
(4)小物持参の方法
かんざしパーツ入れを持参.
左にパーツが何点か引っ掛かっているのが見えますか?
右の部品も紫の玉を黄色に変更したり,下部分を変更したりすると4通りになりますね.
パンケーキ屋さんの訪問には,帯留め(上写真右下)をティーカップに変更できる時間があったら最高なのですが,歌舞伎終演から爆走しても45分遅刻のためチェンジは断念です.
どうしてもやろうと思えば,帯締めと帯留めを持っていたらカフェの店内のお手洗いチェンジできたかもですね.(笑)
旅先では効率よく楽しみましょう!!!
☆プロフィール☆
AFT認定色彩講師 札幌市立大学 大学院 製品デザイン専攻 2019修了
修士 (デザイン学)
現在 北海道大学 文学院 博士課程 人間科学専攻 在学中
札幌芸術の森 ボランティア彫刻解説員
小樽案内人検定 1級
北海道薬科大学 元非常勤講師「医療色彩」北海道科学大学 元非常勤講師「歴史と文化」