とうとう冬将軍が到来してちょっと気分がダウンしてしまいそうな札幌ですね.色彩の勉強では,暖色=暖かく感じる色は,赤,橙,黄,冷たく感じる色=寒色は,青,青緑ですが,本当に色相だけで区別できるのでしょうか?
1.明度が大事
このブログで再三お話ししていますが,色が暗く(明度が低く)なると,温かみを感じませんか?逆に色が明るくなると涼し気になります.
例えば,この2色,暖色ですから,確かに暖かく感じますが(上),どうでしょう?今ある色にそのまま明るさのみを変化させると(下)涼し気になりますね.
2.クリスマスカラーだって,どうなる?
上の組み合わせを見るとクリスマスカラーだなとしみじみ,下はまた明るさのみを変化させます.
明度って不思議ですね.
3.いつもよりさらに暖かく見せるには?
明度が低いカラーの量を増やします.例えば,茶色,黒などです.
着物:茶色の更紗柄.これの帯揚げや帯留めを少し変えるともう少しクリスマス風になりますね.きっと.
帯揚げに赤を効かせる,帯留めをクリスマスモチーフにするとかです.
下の例は,やはり上より温かみは少なく感じますが,帯が同じ黒なので少し暖かく感じられるかもしれません.この帯,帯留めと帯揚げの組み合わせを丸ごと上に着せることもありですね.
4.これならクリスマスの雰囲気ばっちりかも?
まとめ.
さぁ,クリスマスです.お友達とちょっとしたランチでも着物を着ましょう!合言葉は,「隙あらば,着物」です.
さぁ,師走.今年できなかったことを一つひとつ片づけていきましょう.
☆プロフィール☆
AFT認定色彩講師 札幌市立大学 大学院 製品デザイン専攻 2019修了
修士 (デザイン学)
現在 北海道大学 文学院 博士課程 人間科学専攻 在学中
札幌芸術の森 ボランティア彫刻解説員
小樽案内人検定 1級