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柄が派手な着物をどうする?配色の考え方

 

水色の柄が派手な着物.帯を合わせるのに困ってしまいますね.着用者が若ければなんでもありでしょうが,40オーバーならさてどうする?この水色の紅型調の着物を使って一緒に考えてみたいと思います.

 

1.水色の反対色は?

 

 

正解は・・・・茶色です.意外と水色の反対色を即答できる人は少ないです.

 

のクリスマスカラー,お刺身と付け合わせ,黄色青紫は看板などでよく見かけます.

 

なかなか思いつかないのはこの組み合わせなのですが,皆さんは例えば茶色の帯などは持っている人が多いので,これが正解の組み合わせになります.

 

 

 

着物:水色

 

帯:茶色

 

帯揚げ:茶色

 

帯締め:白

 

帯留め:梅模様

 

2.茶色の応用

 

では,逆に茶色の着物の場合どうしますか?水色の帯はそんな簡単には見つかりません.紺色の帯を探していただけると間違いなく似合います.でも,そんな持ち合わせがないと言うあなた…こんな時は

いつもの無彩色で・・・

 

 

(1)茶色

 

 

着物:更紗模様の茶色

 

帯:黒

 

帯揚げ:緑と茶色の格子模様

 

帯締め:水色

 

(2)茶色と白

 

 

着物:梅と桜模様の茶色

 

帯:白

 

帯揚げ:緑と茶色の格子模様

 

帯締め:ピンクと茶色の縞の3分紐

 

5.まとめ

 

白と黒の帯を持っていればどんな時も合わせやすいので万能です.私のカラーコーディネート講座では勉強のために白と黒以外で組み合わせるコツを皆さんにお伝えしています.(^^)/

 

 

☆プロフィール☆

AFT認定色彩講師 札幌市立大学 大学院 デザイン専攻 2019修了

修士 (デザイン学)

 

現在 北海道大学 文学院 博士課程 人間科学専攻 在学中

    札幌芸術の森 ボランティア彫刻解説員

    小樽案内人検定 1級

 

北海道科学大学 非常勤講師「他者理解と信頼関係」「歴史と文化」「医療色彩」