印刷技術はグーテンベルグにて開発されたもの.それ以前のヨーロッパでは,聖書や聖歌,ミサのための式次第等全てペンで写して書かれていました.
ちなみに,その頃写本をするためには,紙は羊皮紙(獣の皮を使用),ペン先は鳥の羽です.細い文字を書くには羽の種類を変えました.
本展覧会は,国立西洋美術館以外では札幌 芸術の森美術館のみの巡回です.
その理由は寄贈した内藤氏が札幌医科大学の先生であったこと,また,コレクションを買い足すときにケーキなどで有名なきのとやの長沼会長から資金提供を受けたこと,その2つが理由になっています.
満を持しての着物カラーコーディネート
半襟は,ちょっと凝っている英語の字体
着物のブドウ柄は,金で縁取られています.→ちょっと作品に寄せた
帯留めも,音符の後ろが楽譜風なのでこの展覧会の世界感出せたかな?
そろそろ芸術の秋です.着物を着てどんどん出かけましょう.美術館以外にも札幌の秋は,狂言,文楽,歌舞伎など伝統文化も目白押しです.どこかで見かけたら声をかけてくださいね.
☆プロフィール☆
AFT認定色彩講師 札幌市立大学 大学院 製品デザイン専攻 2019修了
修士 (デザイン学)
現在 北海道大学 文学院 博士課程 人間科学専攻 在学中
札幌芸術の森 ボランティア彫刻解説員
小樽案内人検定 1級
北海道科学大学 非常勤講師