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背中はできるだけ平面に

観劇や観戦など椅子に座ることが長い場合,お太鼓をすると疲れるのでは?という意見があります.

 

確かに深く座れませんよね.また,狭い通路をすれ違う時にも背中はできるだけ厚みがない方が望ましいです.

 

そこで,3つの方法を考えてみました.

 

(1)お太鼓をする場合

 

 

帯枕の形状や質を工夫します.硬い帯枕よりも柔らかい帯枕.柔らかい硬さが背中に優しく感じられること皆さん想像がつくことでしょう.

 

もしくは形が小さめの帯枕もお勧めです.私は最近,気温がやや暑くなってきたこともあり,千松で購入したヘチマの帯枕を愛用しています.

 

 

 

 

(2)半幅帯をする場合

これは言わずもがなで半幅帯の結び方が重要になります.

 

 

 

 

 

背中を座席につけやすい「かるた結び」にすると背中がフラットになるし,帯のつぶれも気にならない.

 

加えて,混みあった場所で人とすれ違う時に帯が邪魔にならないので一番望ましいかも.

 

(3)その他帯をする場合

これは先日手に入れた帯です.ただ巻き付けてリボン結びをするだけ.もちろん背中側は平面です.

 

 

他には,千松には帯ベルト(音游)などが時々販売されており,こちらも背中を椅子につけることができます.これら二つは3分もあれば帯を結べるというタイパが良いですね~.

 

 

 

皆さんも場面ごとの工夫で,より楽しい着物ライフを送ってください.

 

 

 

☆プロフィール☆

AFT認定色彩講師 札幌市立大学 大学院 製品デザイン専攻 2019修了

 

 

修士 (デザイン学)

 

 

現在 北海道大学 文学院 博士課程 人間科学専攻 在学中

    札幌芸術の森 ボランティア彫刻解説員

    小樽案内人検定 1級

 

北海道科学大学 非常勤講師