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「2月の色」

皆様こんにちは.節分も終わり,2月3日は立春です.札幌はまだまだ寒い毎日ですが皆様いかがお過ごしでしょうか?

さて,2月と言えばバレンタインデーもあるので,コーディネートにどこかピンクを用いるのもよいですし,暖かい春の日差しを求め,さし色として黄色や緑を使うと良いです.

1.そもそもピンクとは?

ピンクと一口に言っても範囲は広いです.もともとは外来語ですので,日本人がピンクと定義している範囲と,文化圏の違う人がピンクと名付けている範囲は異なる場合があります.

ちなみに日本人の場合は,サーモンピンクのようなオレンジがかったピンクからマゼンタと呼ばれる鮮やかなピンクを「ピンク」の範囲とすることが多いです.

 

 

※ディスプレイで異なる色に見える場合があります

 

2.ピンクコーデ

今までの復習ですが,着物のカラーコーディネートを考える場合,色相共通か対照かをまず軸に考えます.

 

 

1.色相共通の配色 全体的にピンクを使用しているのですが,バッグは金色(黄色)帯締めは紫です.

 

 

 

2.色相対照の配色 もう少し着物はくすんだピンクですが,帯は緑の補色配色.帯締めを黒にして引き締めています.

 

 

3.ピンクの小物

 

 

とはいっても,ピンクの着物まではちょっとというあなたは…せっかくのバレンタインなのでピンクの小物を手作りしてみましょう!

 

 

私はパーツをそれぞれ組み合わせて帯留めを作ってみました.(下左)

 

 

用意したものは,左の帯留め金具とパーツは,ビスケット×1 ピンクのクッキー×1 .それぞれ少量ピンクを使用しているのがポイントです.

 

下右が使用例です.

 

本日の着物コーデのまとめ(3枚目のみ)

 

着物:藤色(辻が花)

帯:茶色(幾何学模様)

半襟:菜の花

 

 

☆プロフィール☆

AFT認定色彩講師 札幌市立大学 大学院 製品デザイン専攻 2019修了

修士 (デザイン学)

 

 

現在 北海道大学 文学院 博士課程 人間科学専攻 在学中

    札幌芸術の森 ボランティア彫刻解説員

 

 

北海道薬科大学 元非常勤講師「医療色彩」北海道科学大学 元非常勤講師「歴史と文化」