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奇想の系譜

日本人には,印象派などとともに浮世絵を含む江戸文化は人気があるのですが,最近江戸文化でもほかの絵師に焦点があてられるようになっています.1970年代に出された辻惟雄氏の著書,奇想の系譜.これで別な絵師が取りざたされるようになりました.歌川国芳しかり,伊藤若冲などです.

 

 

そんな若冲ですが,北海道で公開されてみられるのは小樽に1点あるのみ.宮内庁管轄の三の丸美術館が改装のため休業で若冲作品が東京藝大美術館に貸し出され展示会が行われています.

 

 

 

 

 

おすすめなのは金曜日の来館.金曜日は夜間開館があるからです.その日は19時半まで.

 

 

こんなことを言っては何ですが,若冲の執拗に描きこむ状況を見るときっと神経症的傾向にあるのかなと思っています.

 

 

今回は動植彩色絵なのでこの象の絵はありませんでしたが,若冲をリスペクトして.

 

 

帯どめはどうしてもしたかった青い鳥の帯どめですが金具を忘れたため急遽風神雷神図に変更.

 

 

この美術展のコンセプトが日本美術をひも解くなのでいいかなぁと思いました.

近くには上野動物園もあるため,東京と動物園をかけて,ハンカチはお寿司を食べているお上りさんパンダをチョイス.

 

 

 

 

今回は学会発表で出張でしたが隙間時間を無理やり作り鑑賞することができました.とてもラッキーでした.皆さんも機会があれば若冲コーデで美術館を訪れてください.