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着方教室(本科) 教えて!T先生&K先生

着方教室に行くと,その時その時で新しい気づきがあります.私の知人もそのために繰り返し着方教室に通っています.

今回着方教室に参加した際には,3年も通っている方がいて,その方は自分で着るレベルを維持することが目標だそうです.

そのため,他装は習わないようですが,私もそのような考え方は魅力的に思えました!人によって着物や着付に対する心構えもいろいろあっていいと思います.

1.金具付き伊達締めの上下 

 伊達締めに金具がついているものが最近売っていてコーリンベルトの役割も兼ねています.

上下をどう覚えますか? 私は上から3分の一に金具がついているほうを左手に持つという風に習っていますが,どうしてなのかなぁと思っていましたが,さてその理由とは何でしょう?

 

左が私たち(若い女性以外),右が若い女性向けです.

 

装着するとどうなるかと想像すると,写真左は右に比べて,伊達締めが下の方に巻くことになります.つまり,帯が低くなるということですね.

 

若い人は帯の位置が高いので,写真右になります.

 

このように覚えると,上下を忘れたとしても理由を考えるとすぐ思い出せますね!

 

2.長襦袢の衣紋の抜き方 

 

右手の四指で衣紋の抜き加減の確認をするという話題を,先月の着方教室のブログに書きましたが,衣紋が動いているうちにすぐ詰まってしまう場合は,それを避けるために皆さんはどうしていますか?

 

 

いろいろ方法はあります.

(1)最初の衣紋の抜き加減の動作で四指以上の空きを取る.

 

 

(2)コーリンベルトでしっかり留める

 

(3)トイレに立った際など,こまめに引っ張って直す.

 

(4)衣紋抜きのところに通した紐をきちんと下方向に引っ張ってから結ぶ.

 

 

 

もともと1~4まですべて大事ですが,私個人は最近は,(3)と(4)を重視しています!みなさんはいかがですか?

 

まとめ:季節がどんどん進んで雪がほとんど無くなりました.

 

店内には,時雨履きもポップなものがそろっていますので,ぜひ遊びに来てください.

☆プロフィール☆

AFT認定色彩講師 札幌市立大学 大学院 製品デザイン専攻 2019修了

修士 (デザイン学)

 

 

現在 北海道大学 文学院 博士課程 人間科学専攻 在学中

    札幌芸術の森 ボランティア彫刻解説員

 

 

北海道薬科大学 元非常勤講師「医療色彩」北海道科学大学 元非常勤講師「歴史と文化」