pc_header-logo

着物でお出かけ 着物への敷居を低く 美術館を楽しむ!

着物でお出かけというと肩に力が入ってしまいそうですが、自分で着られるようになったら、行く先は自由自在。

 

冠婚葬祭や日本の伝統的な習い事では着物に関するしきたりがありますが、普段のみなさんの生活では破れたジーンズを履いていようと、多少スカートが長かろうと短かろうとファッションは個人の自由。

 

着物だって気にしない。和洋ミックスなどの着物のコーディネートもありますし、ぜひ自信をもって出かけてください。そのファッションをすることによって誰にも迷惑をかけていないのですから。

 

 

さて、現在は東京などの美術館はクローズのところが多いのですが、札幌市内の美術館は予約制をとるなど徐々にオープンしてきているようです。

 

今回は、私が美術館に行くにはどう楽しんでいるのかをお伝えします。

 

(1)調べる・・行く前にどんな作品があるか、作者についてザックリ調べます。

(2)探す・・・調べたことに関連した色や柄のモチーフの着物、帯、帯留めなどを探します。

(3)身に着けて、出かける・・本人だけが納得いくもよし。お友達といって気づいてもらうもよしです。

 

具体的には、例えば、私が札幌にある三岸好太郎美術館へ出かけるとします。ご存知の方も多いかもしれませんが、三岸の作品では蝶が描かれている作品が有名だということが分かった場合は、例えば、蝶柄の帯(図1)をしていくということですね。

 

 

図1 蝶柄の帯

 

 

また次の機会には、芹沢銈介の作品が美術館で展示されるのを偶然知ったなら、芹沢銈介の手ぬぐいを半襟(図2)にするなど、いろいろ工夫できますね。

 

 

図2 芹沢銈介作品の手ぬぐい

 

お出かけのコーディネートのアイディアは自分次第。帯など手持ちのものがなければ色にこだわるのもいいかもしれません。

 

 

昨年の北海道立近代美術館で開催された東山魁夷展。私は、今回の東山作品展示が海や波のブルー系の作品が多いようだとわかったので、色を意識してみました。そして、ブルー系の小物(図3)を持ちました。

 

 

図3 手持ちのバッグが東山の海の色

 

自分のアイディア次第ですが、なにも思いつかなくてももちろんO.K。美術館を着物でお出かけする場所と考えてゆったり観賞してみてください。

 

さて、最後にお出かけが難しい場合のとびきりお得な情報。なんと!松竹では、4月6日から松竹の公式サイトで『3月歌舞伎』などの演目を期間限定で無料配信してくれるそうです。

 https://www.kabuki-bito.jp/news/6182/

私のおすすめは、4月17日からの演目の『高坏(たかつき)』。これを見ると、くすりと笑えること間違いなしです。

 

あとはスーパー歌舞伎Ⅱ(セカンド)『新版 オグリ』も楽しみにしています。歌舞伎公演中止で意気消沈しているあなた(私もその一人ですが)ぜひ一緒におうちで楽しみましょう!