鑑賞とコーディネート(色と形)
皆さんもコンサートや舞台を鑑賞する場合,着物を着ていく機会が多いと思います.
そんなときのコツを色と形の視点でお伝えしたいと思います.
(1)タイトルからインスパイア・・・色重視
先日の「ひかりごけ」という舞台を見に行った場合.札幌で割と有名な劇団のお芝居でした.この作品は,武田泰淳氏の作品.
人は究極になったら,亡くなった仲間の肉を食べて生き延びることの是非を説いた作品です.ヒカリゴケというのはタイトル通りヒカルコケを示し,苔の仲間で稀少な種類になります.
着物はコケ=緑,ヒカル=ちょっと光った雪の結晶の半襟です.惜しむらくは,座席がものすごく狭かったので,コートを足元に置けるような何か袋のようなものを持参すればよかったと反省.
(2)ピアノコンサートの際は・・形重視
反田恭平と務田慧悟の連弾コンサートのためにKitaraへ.当日は大雪で20時半以降電車もストップ.気合いを入れて洗える着物&自家用車で参戦.
シネマ歌舞伎チームと偶然会いました.友人たちも着物で参戦.左のお友達は音符の帯です.可愛い.栗山紅型かなぁ.
私は.音符♪とピアノの帯,音符♪と五線譜の帯留め,帯揚げも音符♪など.音符♪尽くしでした.本当は地味すぎて,あまりこの帯は気に入ってはいなかったのですが,ピアノが描かれている帯がこれしかなかったので.そんなに悪くないかも.ちなみに黒はなんにでも合いますね.
大雪の札幌でハードな一日でしたが,よき一日でした.(^^)/
☆プロフィール☆
AFT認定色彩講師 札幌市立大学 大学院 製品デザイン専攻 2019修了
修士 (デザイン学)
現在 北海道大学 文学院 博士課程 人間科学専攻 在学中
札幌芸術の森 ボランティア彫刻解説員
小樽案内人検定 1級
北海道薬科大学 元非常勤講師「医療色彩」北海道科学大学 元非常勤講師「歴史と文化」