pc_header-logo

「半襟付けを考える.き楽(きらっく)を楽しむ?一気に半襟をつける?」

皆さん、半襟付けは得意ですか?苦手ですか?私はどちらもありなので両方のお話をしたいと思います。

 

 

今日の目次

1.きらっくに挑戦!

 

 

2.半襟の作業を簡単にする方法

 

3.そして着物で飛行機に乗り,旅行に行こう! 

 

 

1.きらっくについて

 

きらっくとは、半襟つけの作業を簡単にするために考えられた長襦袢です。私も今年初めて夏用のきらっくに挑戦してみました。まめに半襟をつけていてもどうしても今日はつける気が起きない!でも、いつも同じ半襟では嫌だという方にお勧めです。

 

 

言うなれば,毎日コーヒー豆を丁寧に引いてコーヒーを入れていてもある日は疲れ果て,ドリップコーヒーの紙フィルターをコーヒーカップに引っ掛けてコーヒーを淹れ飲む.

つまり,ダメな自分を許す?といった感覚です.

 

 

使い方などは特にないのですが,半襟のところがファスナーになっており,それで交換するというだけのことです.

毎日のお手入れは半襟をつけたまま洗濯機に放り込むと次の日は乾いています.さらに最近気づいたのですが,半襟とえもん抜きが合体しているので,もしかすると夏の浴衣の下はもっと涼しく過ごせたかも?といまさらになって悔しさ倍増です.

 

 

左が実際の例ですが,例えば右の変え襟だけ用意すればファスナーで着脱可能で面倒な半襟つけの作業から逃れることができます.

具体的には,さてさて秋のきらっく.どんなものがあるでしょう?

 

 

半襟や替え袖もいろいろな種類があります.(上は半襟,下は替え袖)

 

 

替え袖などはご自身の古い長じゅばんの袖をマジックテープをつけて再活用するのも手かもしれません.

替え袖も左は化学繊維で簡単に洗えるもの,右は正絹で岡重デザインのものなどもあります.

 

 

2.半襟の作業を簡単にする方法

 

 

そのほかに一般的な半襟作業を簡単にするコツをいくつか書き加えたいと思います.

 

 (1)半襟を重ね付けする.

 

まず,半襟をつけるのが苦手な人は糸と針を持ってくるまでが大儀です.近くにあると仮定しても,同じ作業は一気にやるほうが負担は軽いです.そのため,よい子は真似をしてはいけないかもしれませんが,半襟は重ねて2枚つけてしまうという方法です.

 

 

(2)待ち針などを打たず足に挟み込んで縫う方法.

ポイントは,膝をくけ台として利用し,足に挟み込みながら半襟を縫います.そして,待ち針は打たず,縫い針を抜き切らずさしたままの状態で縫い代を整えていくということをします.

 

参考 『大人気の悉皆屋さんが教える! 着物まわりのお手入れ』 高橋和江著 河出書房新社p70~73

 

 

(3)抜いた糸をそのまま使う方法

 

 半襟を洗うために外してほかの半襟をつける際,上手に糸を抜いてその糸を別の半襟を縫う際に使用します.わざわざまた糸の長さを図って切ったりせずとても楽ですね.例えば,外側の半襟の縫い終わりを玉を作らず一目返して長めに残しておけば簡単に引き抜けて同じ糸を再度使用できます.

 

 

(4)半襟テープを使用

 半襟専用の両面テープがあります.もちろん,一般的な文房具の半襟テープなどを使用すると衿が傷んでしまうのでそれは避けてください.また,半襟が絹の場合など,半襟テープが向かない場合もありますので,気を付けてお使いください.

 

3.そして着物で飛行機に乗り,旅行に行こう!

 

 

話は大きく飛びますが,そもそもどうしてこんなことを考えたかというと着物で旅行に行って楽しむためです.

 

いかに荷物を減らし,毎日違うコーデを楽しむかは半襟と帯で決まると思いませんか?そのため,帯は例えば両面使用できる半幅帯だと2日楽しめますし,半襟を重ね付けしておけば1日終わったら糸を外し,次の半襟で過ごすと雰囲気が変わりますね.2×2で4通りのコーディネートになります.

 

もしくは名古屋帯1本で小物(帯締め,帯揚げ,帯留め)を大きく変更するという方法もありますね

 

 

4.まとめ

 

旅行の話は極端にしても毎日着る着物,半襟付けという通常のルーチンが簡単になり気軽に着物を楽しむ人が増えることを期待して今日の話を終わりたいと思います.

☆プロフィール☆

 

 

AFT認定色彩講師 札幌市立大学 大学院 製品デザイン専攻 2019修了

修士 (デザイン学)

現在 北海道大学 文学院 博士課程 人間科学専攻 在学中

    札幌芸術の森 ボランティア彫刻解説員

 

 

北海道薬科大学 元非常勤講師「医療色彩」北海道科学大学 元非常勤講師「歴史と文化」

お問い合わせはこちらまで