久々本の紹介です.着物のノウハウ本を読むのもよいのですが,たまには江戸時代に気持ちをワープさせてみませんか?
蝉しぐれシリーズで有名な藤沢周平ですが,この本は一枚の浮世絵からインスパイアされたイメージで短編を紡ぐものです.
この浮世絵の着物姿を見ると本を借りたくなるのでは?(笑)
鈴木春信や喜多川歌麿,月岡芳年など有名どころや,有名ではない浮世絵作家の絵がさしはさまれています.
このたたきのところの雪風景なんとなくよいですよね?うっすらとつもり当然ですが,江戸という感じですね.(間違いなく札幌の豪雪ではない)
亀戸の太鼓橋と藤の花.江戸時代からとても有名です.昨年満を持して亀戸天神に行ってきました.今は,スカイツリーが見えます.藤の花は4月末ぐらいまででしょうか.
これは嫁と姑の確執を描いた浮世絵でしょうか.もちろん本題「千話鏡月の村雲」とは違って藤沢のイメージした世界で短編を書いています.
雪深い今日この頃,着物に関連した読書はいかがですか?
画像引用 文藝春秋
『江戸おんな絵姿十二景』 藤沢周平
☆プロフィール☆
AFT認定色彩講師 札幌市立大学 大学院 製品デザイン専攻 2019修了
修士 (デザイン学)
現在 北海道大学 文学院 博士課程 人間科学専攻 在学中
札幌芸術の森 ボランティア彫刻解説員
小樽案内人検定 1級
北海道薬科大学 元非常勤講師「医療色彩」北海道科学大学 元非常勤講師「歴史と文化」