先日は,夜の部について説明しましたが,昼の部も人気で見ごたえがある演目です.
義経千本桜の道行初音の段は,浄瑠璃3大傑作のひとつです.
平家滅亡後,源頼朝(兄)に追われている義経(弟).その恋人の静御前が,佐藤忠信に伴われ,義経がいるはずの吉野山へ向かう旅の途中のお話です.それでは,この見どころは…
その1 佐藤忠信の正体は狐であったという設定.狐火は以前私が見た限りでは舞台上で本物の火を使っているような気がしたので狐火をぜひ見てください.
その2 扇を投げるシーンがあります.人形とは思えないスムーズなシーン.ぜひご期待を!
その3 背景が満開の桜で美しいはず
さて,文楽を観劇するときの着物のコーディネート.何を着ても構わないと思いますが,この演目での私ならではコーディネートは.

(1)狐と鼓の半襟をします.
(2)帯留めを扇子か狐に
(3)三味線の根付をします.
桜柄の着物や帯をもっているのなら,それを着装しても素敵でしょうね.

あらすじをサーっとなぞって皆様ご自分ならではの着物コーディネートでユネスコ無形文化遺産の文楽へぜひ!
ちなみにチケットは,国宝効果で売れ行きが良いのか?今回,会場が小ホールで狭い(次の日歌舞伎が大ホールであるから?)ので,残りわずかだそうです.
道新プレイガイドよりも札幌教育文化会館がまだチケットを持っているようなので,ぜひ事前に電話して購入してみてください.
要らない情報かもしれませんが,札幌教育文化会館のチケット支払いは現金のみです.
☆プロフィール☆
AFT認定色彩講師 札幌市立大学 大学院 製品デザイン専攻 2019修了
修士 (デザイン学)
現在 北海道大学 文学院 博士課程 人間科学専攻 在学中
札幌芸術の森 ボランティア彫刻解説員
小樽案内人検定 1級
北海道科学大学 非常勤講師
北海道中央調理技術専門学校 非常勤講師
北海道医薬専門学校 非常勤講師



