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補色の効果的な使い方 秋編

補色とは色が正反対の組み合わせです.色相環の円で真向かいにある色の組み合わせのこと.

秋に役立つ補色の使い方を考えてみましょう!

 

秋らしい色と言えば,深い赤茶色深い黄色など.トーンで言うとディープトーンが秋を感じさせます.

 

 

その中で茶色について考えてみましょう!

 

茶色の補色を即答できる方は,色彩の勉強を少ししたことがある方でしょうか.茶色はオレンジに黒を混ぜた色です.すなわち,茶色の補色はになります.

 

(1)青と明るいオレンジ(茶色)

 

着物を紺(青に黒を混ぜた色)にした場合.帯をオレンジにしてみました.これは明るい茶色と意味合いは同じです.

 

 

(2)茶色と水色

 

帯締めを補色配色にしてみました.帯に対して帯留めを目立たせたいため,帯締めを水色にしました.

 

 

逆になじませる場合は,

(1)茶色と赤

 

補色にはせず同系色にします.茶色(オレンジ)の同系色は赤や黄色です.茶色系の着物に帯締めを赤にして,なじませました.

 

 

このように色彩の勉強をちょっとするといろいろな着物の配色バリエーションも考えられますし,何を強調したいか,例えば,帯?帯締め?着物?などなど緩急つけたカラーコーディネートになるはずです.

 

 

秋は,着物と帯だけではなく,羽織物をいろいろ考えたりもできるので,余計着物を着る楽しみが増しますね.ぜひお店にもお立ち寄りください.

 

☆プロフィール☆

 

AFT認定色彩講師 札幌市立大学 大学院 製品デザイン専攻 2019修了

修士 (デザイン学)

 

 

現在 北海道大学 文学院 博士課程 人間科学専攻 在学中

   札幌芸術の森 ボランティア彫刻解説員

   小樽案内人検定 1級

 

   北海道科学大学 非常勤講師

   北海道中央調理技術専門学校 非常勤講師

   北海道医薬専門学校 非常勤講師