もうすぐクリスマスですね?クリスマスと言えば赤緑ですが,それ以外に何色を増やすのか?あと1色について考えてみたいと思います.
(1)赤と緑は帯と帯揚げに使用します.追加の色は,帯締めの黄色と紫.帯揚げの緑に細かい金色のドットがあるため,帯締めに含まれている黄色は特に目立ちません.
黄色や金色はこの時期クリスマスやパーティーシーズンのさし色として最適かもしれません.
(2)次に,着物を緑色にしたパターンです.
帯の赤は変えずに,ここで帯揚げに白を持ってくることによって色のセパレーション効果によってやや落ち着いた印象になります.
(3)これは着物が細かい緑の格子模様です.
少し,クリスマスの雰囲気と遠くなりそうなので,帯をキラキラにしてクリスマス感を出しました.帯揚げにもラメが入っています.
(4)ちなみに,これらの着物を一工夫することで,クリスマスが終わると年賀のコーデになります.
(2)の帯,帯揚げ,帯締めを変更してみました.
ここで面白いのは,帯締めがお正月の雰囲気の色であること.
これで帯締めがクリスマスカラーであればクリスマスぽくもなりますよね?
帯締めって本当に素早く印象を変えてすごいですねー
最近は,友達のお母さまの着物を大量に頂き着物ライフがさらに充実しています.
なぜなら,自分では選ばない,さらには自分のパーソナルカラーではない着物の工夫が楽しいのです.
サイズもぴったりなので小さなシミのあるものはこれから順番に,お手入れに出します.
皆さんも機会があれば,ぜひ着物のSDGS楽しんでください.
昆野照美
AFT認定色彩講師 修士 (デザイン学)
小樽案内人検定 1級
現在 北海道大学 文学院 博士課程 人間科学専攻 在学中
北海道科学大学 「心理と行動」非常勤講師
北海道中央調理技術専門学校 「カラーコーディネート」
札幌芸術の森 ボランティア彫刻解説員