pc_header-logo

同じものは二度と作れない染技法「墨流し染め」

「墨流し染め」は縁起もの

墨の黒。「水に(くろ)を流す」と「苦労を水に流すをかけた意味があり、昔から愛される縁起をかついだ模様です。

今でも、ある地方では和紙に墨流し染をし、嫁入り道具にしのばせ「娘が嫁ぎ先で苦労しないように。苦労が流れるように。」との慣わしが伝えられています。

 

 

墨流しという技法は、1300年前の平安時代、貴族が川に墨を流し模様の変化を楽しむ遊びを起点としています。

そののち、墨と松やにを用いてその模様を紙に写し取り、和歌を書くようになりました。

 

近代になると紙が主だった墨流し染を布にも染められるように八木徳太郎が技術を改良しました。

 

墨流し染の染色技法の変還の延長上に、現代の名工として活躍した薗部正典氏が作り出す現代の墨流しがあり、現代、薗部染工が想いを受け継いでいます。

 

十数メートルを一度に描き、生地に写し取るのは、繊細な神経と熟練した技が必要で、現在描くことができるのはごく僅かな職人だけです。

 

2021年の春には皆様にご紹介させていただけるよう、現在準備中です。

 

しばしお待ちを、、、

#きもの #札幌きもの #装いの千松 #墨流し染 #小紋 #色無地 #訪問着 #きもの専門店 #着物老舗 

 

 

 

 

 

 

この度のブログ担当

 

店長 豊口直敏

S44/12/27生まれ

釧路市出身

特技/カクテル作れます!

気が付いたら業界歴30年

 

問屋での仕入経験を活かして確かなお品をご提供させていただきます!