先日,小樽芸術村へ浮世絵を観に行きました.2度目になります.前回は,風景画の広重と北斎.今回は,大首絵や役者絵の歌麿と写楽です.

浮世絵の制作過程は,完全分業制で版元,絵師,彫師,摺師がいます.
NHKの大河ドラマを見ているとお分かりかと思いますが,版元=プロデューサーが市井の人々がどんな題材を欲しているかアンテナをはり,どんなジャンルの絵にするか絵師にお願いします.
広重と北斎は,風景画で知られてますが, これは,江戸時代には,庶民は,旅行は一生に一度しか行けないぐらいの貴重な体験のため,売れたわけです.

大首絵とは胸元より上半身を描いたもので,歌麿が得意としています.ここでぜひ浮世絵鑑賞の際の技法のポイントを一つ!
まずは「毛割(けわり)」です.額の生え際の髪の毛の一本一本を見てみましょう.これは手で描いているのではなく,とても細い線を彫り師が彫って出来上がっています.素晴らしい技術です.伊勢型紙や江戸小紋を想像すると良いかもしれません.
次に,絵以外のところにも目を向けてください.そうすると版元の耕書堂のツタのマークを見つけることができます.(この浮世絵の場合は,左側の真ん中ぐらい)もちろん,鶴屋などほかの版元のマークも探せるかもしれませんね.

この時は,9月の1週目だったので,単衣は着用していますが,小物や帯は,夏仕様.
帯留は自作の北斎柄です.
小樽芸術村 浮世絵美術館は下記ナイトオープンがあります.毎週土曜日と9月21,22日は夜20時まで開館しています.夜の散歩にぜひ着物姿でどうぞ.
☆プロフィール☆
AFT認定色彩講師 札幌市立大学 大学院 製品デザイン専攻 2019修了
修士 (デザイン学)
現在 北海道大学 文学院 博士課程 人間科学専攻 在学中
札幌芸術の森 ボランティア彫刻解説員
小樽案内人検定 1級
北海道科学大学 非常勤講師
北海道中央調理技術専門学校 非常勤講師
北海道医薬専門学校 非常勤講師




