自粛要請があるので,今回は建物紹介になりますが,安心してうかがえる時があれば,ぜひ食事に行ってみたい場所です.
すすきのに行ったことがある方,地元民などは必ず一度は通ったことがある場所に,ここはあります.夜しか通ったことがなかったので,窓にこんなかわいいサーモンピンクが塗られているとは.もちろんこれは札幌軟石でできています.
中に入ると個室が何か所かありますが,こちらは蔵側に行く扉.
何がすごいって,建物も昭和38年から使用されおり,風格がありますが,先代の趣味の美術品があちこちに.
館内には,本間莞彩のアイヌ絵が多く.有名どころの蠣崎波響やアイヌ人を誇張した絵とは異なる雰囲気でアイヌの生活を描いています.
例えば,左:本間莞彩 右:北海道博物館などで見られるアイヌはこのような濃い髪とぼうぼうと髭を蓄えているように描かれることが多いようです.
近代美術館で過去に開催された展覧会の図録かな.
左は,杉目家の家紋.竹に雀.伊達藩とかかわりがあったそうです.
右の絵は,背景にアイヌ人の生活が描かれていてめちゃくちゃ萌えました.
貝澤徹さんの作品.砂澤ビッキの玩具シリーズに似ています.
今回のコーディネート
着物:雨になりそうだったので洗える着物 最近の洗える着物は優秀で洗える着物に見えません.
帯:桜 札幌の桜はまだだったので季節感を出しました.
帯留め:樹脂粘土で製作されたいただきもの
帯締め:紺色と白のストライプ
帯揚げ:オフホワイト セパレーション効果で着物と帯の両方を引き立てます.
羽織:レース羽織 薄紫
☆まとめ
今回はインテリアコーディネーターの仲間と建物と美術品を拝見しに行きました.見学ツアーは営業時間外に随時受け入れてくれるそうです.着物を着て,ランチを食べてその後,建物内を説明していただいてもよいですね.
☆プロフィール☆
AFT認定色彩講師 札幌市立大学 大学院 製品デザイン専攻 2019修了
修士 (デザイン学)
現在 北海道大学 文学院 博士課程 人間科学専攻 在学中
札幌芸術の森 ボランティア彫刻解説員
小樽案内人検定 1級
北海道薬科大学 元非常勤講師「医療色彩」北海道科学大学 元非常勤講師「歴史と文化」