あけましておめでとうございます．今年も変わらず装いの千松とブログをどうぞよろしくお願い申し上げます．
お正月に新しい着物を奮発してというのもよいですが，持っている着物に何か小物をプラスして楽しむことも時には必要ではありませんか？
（１）まずは半襟で
一富士二鷹三茄子，羽子板など．お出かけにぴったりでなんとなくうきうき楽しくなりませんか？
（２）帯揚げはいかがですか？
お正月の玩具が刺繍された帯揚げ．でんでん太鼓や狛犬がいて，地模様もなかなか素敵です．
（３）帯留めは自主製作か？
箸置きやキーホルダーを使って自分で帯留めを作るもよし，もちろん素敵な帯留めを購入してもよいですね．
（４）新春にふさわしい色彩は，どのようなものになるでしょうか？
トーンでいうとｄｐトーン．深みのある色になります．それ以外には，金色が含まれている帯などを締めると一気にお正月らしくなりますね．
例えば帯締めであれば，深い紫，深い黄色，深い赤に少し金色が加わっているとよりお正月らしくなりますね．
睦月にふさわしい文様は，干支や松竹梅，宝尽くし，鶴，亀，南天などなどたくさんあります．もちろん虎モチーフの何かを着物のコーディネートに加えてもよいですし，向かい干支の猿でもよいかもしれませんね．
皆さんは向かい干支という言葉をご存知でしょうか？私は着物を着るようになって初めて知りました．干支の反対位置にあり，自分の干支であれば足りない部分を補ってくれる役割があるそうです．虎の長所と猿の長所，どうなるんでしょうね．
今年も皆様におかれましては，素敵な着物姿をどうぞ楽しまれますように．
☆プロフィール☆
AFT認定色彩講師 札幌市立大学 大学院 製品デザイン専攻 2019修了
修士 （デザイン学）
現在 北海道大学 文学院 博士課程 人間科学専攻 在学中
札幌芸術の森 ボランティア彫刻解説員
小樽案内人検定 1級
北海道薬科大学 元非常勤講師「医療色彩」北海道科学大学 元非常勤講師「歴史と文化」
